ベテラン選手のフィジカル能力の低下を、単に『衰え』と言ってしまえば、止めることが不可能な変化のように聞こえますが、具体的に何がどう変わるのか?という部分をピンポイントで抑え、対策する事ができれば、30代くらいの年齢であれば十分に『衰え』を防ぐことが可能です。

🔴30代に突入した選手に現れる身体的変化

『衰え』と言われるものの具体的な正体を一つに絞る事はできませんし、もちろん選手個によってばらつきもありますが、おおよそどのアスリートにも共通するのが、基礎代謝が落ちることによって生じる

・体幹部の柔軟性の低下
・疲労回復の速度低下

この2つの変化です。この変化が、選手のパフォーマンスを低下させる主な原因を作っています。

 

🔴『衰え』の正体1:体幹部の柔軟性の低下

これはあらゆる実験によって変化が確認されている事ですが、代謝機能が衰え始める年齢に差し掛かると、若い時代よりも筋肉が硬くなり始めます。フィギュアスケートなどの高い柔軟性が要求される競技に30代の選手がほとんどいないのは、この変化の影響をもろに受ける競技だからです。

全身の筋肉が少しづつ硬くなり始めれば、当然全身の関節の可動域も少しづつ狭くなっていきます。関節の可動域が狭まれば、当然選手の動きはダイナミックさを失うことになる。これが、選手のパフォーマンスを低下させる大きな原因の一つです。

これは、世界のトップ選手でも例外はなく、例えばメッシ選手の若い時代と現在を比較しても、その傾向は確認できます。

メッシ選手の若い時代の映像が以下になります。

そして次の映像が、2018年のものです。

明らかに2018年の動画の方が、若い頃と比べて動きがコンパクトになっているのが解ると思います。

メッシ選手の場合は動きのダイナミックさよりも、どちらかといえば股関節の回旋運動を武器としたタイプの選手のため、体幹部の柔軟性が落ちてもそこまでプレーに影響しないタイプですが、

例えばセレッソ大阪でプレーする柿谷選手は、もろに全身の柔軟性を使ったプレーをするタイプです。巷では20代前半がピークであったと言われていますが、年齢とともに低下する筋肉の柔軟性を考慮すれば、彼の様なタイプは最も年齢に影響を受けるプレイスタイルと言えます。

例に挙げたメッシ選手に限らず、30代後半、もしくはそれ以上の年齢で現役を続けている選手を観察してみると、ほとんどの場合でこのような変化を確認する事ができます。

この変化を放っておけば、どの選手であっても『20代がピーク』というレールから逃れることはできませんが、全身の筋肉の柔軟性を維持し続けられる様、専門的なトレーニングを行なっていけば、30代半ばを過ぎた選手たちのパフォーマンスも、高確率で若返らせる事ができるのです。

 

🔴『衰え』の正体2:疲労回復の速度低下

ここまで少し長くなってしまったので、以降は次のページに掲載します。

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